【第2次エコキュート低周波音・民事訴訟提起のご報告】 ~消費者安全委員会による意見発表以後、初の訴訟提起~

 平成23年から平成24年にかけて、前橋地裁高崎支部、横浜地裁、盛岡地裁名古屋地裁にエコキュート関連の訴訟を提起し、これらは全て和解か判決で終了しました。その後は、係属する訴訟はありませんでしたが(非エコキュートでは、業務用冷凍庫の事案が現在も水戸地裁で係属しています)、久々に、所沢市在住の被害者が原告となってパナソニック等に訴訟を提起する運びとなりました。これを皮切りに提起する訴訟を「第2次訴訟」と呼びたいと思います。
 今回の裁判は、エコキュートだけでなく、エネファームも製造販売している大手電機メーカーのパナソニックを相手取る訴訟としては初めてであり、その点でも本訴訟の意義は大変大きいと思います。
 さらに、昨年中に高崎訴訟の原告の手によって非常に大きな成果がもたらされました。昨年12月に消費者庁(消費者安全調査委員会)が特にエコキュート関連の低周波音被害者に大きな希望を与える画期的な意見書を発表したのがそれです。
この訴訟は、高崎訴訟の事案よりも低周波音の浸透状況が一層明確である点(寝室の壁から距離が2メートル弱であり、信頼性が非常に高い専門業者による明確な測定値が検出されています)、先の消費者庁の意見を有力な「知見」として裁判で援用できる点で従来の裁判よりも有利な訴訟活動の展開が予想され、代理人である私としてもかなり気合いが入ります。
 特に、パナソニックについては、隣家及び工務店との交渉段階で折角順調に進み、移設工事着工間際まで進んだ段階で横やりを入れてきたため和解が決裂した経緯があるので、中途半端には終わらせるわけにいきません。勿論、原告自身の救済が第一義的な目的ですが、この訴訟での最大の争点であるパナソニックに対する製造物責任を真正面から問いたいと考えています。いずれにしても、以前の訴訟の段階と比べると勝訴可能性は格段に高いと感じています。是非とも応援をお願いします。
<追伸>
 最近、エネファームの相談が増えてきました。現在、パナソニック製エネファームが発する低周波音によって健康被害を受けている東京都内の被害者から依頼を受けて交渉を行っている案件があり、裁判に発展する可能性があります。追ってブログでご報告することになると思いますので注目してください。



『テレ玉ニュース』(テレビ埼玉)で,8月18日,埼玉県庁記者会見室で行われたエコキュート訴訟の記者会見が取り上げられました

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