平成23年6月17日に社団法人日本冷凍空調工業会に対して質問書を送付しました。この質問書は、同会が本年4月に発行したエコキュート『据付けガイドブック』について私が率直に感じた疑問をそのまま発行者に問いかけたものです。質問書では、質問と回答の全容をブログで公開する旨を告知しています。エコキュート運転音による被害事件についてある程度の理解がある方であれば、私が行った質問の意図や趣旨は容易に理解いただけると思います。
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ガイドブックがその表題に『騒音等防止を考えた』と表記しているとおり、このガイドブックが少なくともエコキュート運転音による被害救済に向かうベクトル線上に位置づけられることは確かであり、決して「ない方がよかった」とは思ってはいません。その意味で質問書は発行自体を批判するものでは決してありません。被害救済に携わる立場にとって「進歩」には違いないのですが、ガイドブックは「世に出た」以上、当然のことながら自らの存在に対して社会的責任を免れることは出来ません。そして、発行されたガイドブックは、それが対象とする分野において活動する私に様々な疑問や問題意識を呼び起こし、さらに本質問書の送付という行動を呼び起こしました。工業会によるガイドブック発行と私の質問書は論理必然的な関係にあります。
このガイドブック発行はそれで完結することは許されず、何らかの次の展開が宿命的に予定されているのです。その展開の一つの引き金が私の質問書です。この言葉の意味は、ガイドブックと質問書の両方を読めば、分かる人には分かってもらえると思います。
工業会に送付した質問書をそのまま忠実に示します。送付後の経過についても、適宜本ブログで報告したいと思います。もちろん、工業会の回答内容もそのまま公開いたします。
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