相談を受けたらすぐ現場を見に行くというフットワークのよさが信条である。紛争の渦中で悩み傷ついた依頼者の身になって考える姿勢を忘れない。
「権力者の横暴」「弱い者いじめ」を見過ごせない持ち前の性分に加えて、30歳頃に弁護士を志すまでの音楽修業時代(クラシックギターの腕はプロ並み)と受験時代の下積み経験が、弁護士としてのスタンスに大きく影響している。
特に、最近は、弁護士業務におけるカウンセリング的素養の必要性を痛感し、臨床心理学の勉強を始めている。
弁護士は経済活動を伴う経営者であると同時に、他の事業者にはない社会的役割を担う特殊な事業者であると考える。 「ハンセン病訴訟」では「事態を長年放置していた弁護士にも責任の一端がある。今からでも法律家として関わりたい」と考え、群馬弁護団に進んで加わった。
高崎事務所を開設して平成27年の現在で7年目に入り、平成23年に提起したエコキュート高崎訴訟を契機に、エコキュートを中心とした低周波音公害の分野では、被害者側に立つ弁護士として全国的に名前を知られるようになっている。 最近は、全国各地の低周波音被害者から依頼を受けて、出張相談や裁判で遠方まで出掛けることが多くなっている。
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